選定のヒント【は行 つづき】

Oリング選定ガイドライン

ベア

ベアとは、圧縮成形によるOリングなどのゴム製品に於いて、エアキズやフローマーク、またはゴムコンパウンド量の不足、プレス圧力の不足などによって生じた表面のくぼみのことです。へこみ。

平衡膨潤

平衡膨潤とは、ゴム材質がある一定の体積まで膨潤して停止することです。架橋による網目構造により、大きく膨らむことと高分子鎖の弾性とが釣り合った状態を指します。

関連:膨潤

平面固定用Oリング

平面固定用Oリングとは、平面溝に固定装着して使用するOリングの総称です。内圧用と外圧用で流体を密封する面が変わる為、それに合わせた寸法や設置位置などの配慮を推奨いたします。

平面溝

平面溝とは、Oリング溝構造のひとつです。固定用に用いられ、Oリングの装着性が高く、設計も容易です。

ベークライト

ベークライトとは、フェノール類とホルムアルデヒドとの付加縮合反応により得られる熱硬化性樹脂のことです。フェノール樹脂。PF。

ベースポリマー

ベースポリマーとは、ゴム材質の主原料です。配合剤の添加や架橋が行われる前の状態で、そのままでは弾性体としての強度や復元性、伸縮性などは殆どありません。様々な性能の多くは原料ゴムに由来します。原料ゴム。

詳細:原料ゴム

ヘキサフルオロプロピレン

ヘキサフルオロプロピレンとは、CF2=CF−CF3で表される無色の気体のことで、フッ素ゴム(FKM)の主原料です。6フッ化プロピレン。Hexafluoropropylene。

へこみ

へこみとは、圧縮成形によるOリングなどのゴム製品に於いて、エアキズやフローマーク、またはゴムコンパウンド量の不足、プレス圧力の不足などによって生じた表面のくぼみのことです。ベア。

へたり

へたりとは、Oリングに生じる故障のひとつです。Oリングが溝の断面形状にならって変形している状態を指します。

ヘルールガスケット

ヘルールガスケットとは、食品や医療品の製造で使用される配管継手用ガスケットのことです。サニタリーガスケット。

ペレット

ペレットとは、押出成形に用いる為に成形材料を小さな粒状にしたもの、若しくは混練り時に用いる加硫促進剤などの粒状品のことです。

ベローズ

ベローズとは、蛇腹形状が伸縮することで体積を変えることが出来る封入容器の総称です。アキュムレーター(蓄圧器)や空気ばねの体積可変要素として使用されます。

ベンガラ

ベンガラとは、Oリングなどのゴム製品に多用されている赤色の顔料のことです。VMQ-70(4C)やU-70といったOリング材質の赤色は、ベンガラによります。酸化第二鉄。

関連:配合剤

変形

変形とは、外力が作用して物体が形を変えることです。弾性変形は、微小変形と大変形に分けられます。

関連:ゴム弾性

ベンチマーク

ベンチマークとは、伸びの測定に於いて試験片に付けられる印のことです。試験片の中央部から一定の間隔で平行線が付けられます。標線。

関連:伸び率

ポアソン比

ポアソン比とは、試験片の一軸伸長に於いて、引張方向の伸長歪みに対して互いに直交する2方向の歪み比の絶対値のことです。ゴム材質では0.4〜0.5程度、樹脂材質では0.3〜0.4程度となります。

関連:ゴム弾性

放射線架橋

放射線架橋とは、放射線(γ線、X線、電子線)を原料ゴムに照射することで得られる架橋、若しくはその架橋操作のことを指します。特殊な設備が必要となることから一般に用いられることはあまりありませんが、硫黄加硫や過酸化物架橋には無い特殊な効果を得ることが出来る為、桜シール製品でも一部のゴム材質に採用しています。

放射線劣化

Oリングなどのゴム製品に於いて放射線劣化とは、放射線照射によってゴム材質の架橋が切断されて劣化することです。放射線の量子エネルギーは化学結合に比べて著しく高いので、一般に放射線劣化は化学結合エネルギーに依存せず、電子密度の高い原子との結合が切断され易くなります。通常はフッ素ゴム(FKM)系よりもエチレンプロピレン(EPDM)系の材質の方が耐放射線性に優れていますが、例外としてアフラス(FEPM)系の材質は際立って優秀です。

膨潤

膨潤とは、原料ゴムやゴム材質が親和性の良い溶媒を吸収して膨らむ現象のことです。原料ゴムの場合は無限膨潤となり、ゴム材質では平衡膨潤となります。

詳細:膨潤

飽和ゴム

飽和ゴムとは、主鎖に二重結合や三重結合を持たないゴムのことです。エチレンプロピレンゴム(EPDM)やフッ素ゴム(FKM)などが相当し、耐候性(耐オゾン性)に優れます。

補強性充填材

補強性充填材とは、ゴム材質の物性を向上させる充填材の総称です。カーボンブラックやホワイトカーボンなどが相当します。

関連:配合剤

ポリアセタール

ポリアセタールとは、ホルムアルデヒドによる重合体の熱可塑性樹脂です。アセタール樹脂とも呼ばれ、機械的性質に優れています。ポリオキシメチレン。POM。Polyacetal。

ポリアミド

ポリアミドとは、主鎖を構成する繰り返し単位がアミド結合の重合体の総称です。ナイロン(脂肪族ポリアミド)とアラミド(芳香族ポリアミド)に分類されます。PA。Polyamide。

ポリ塩化ビニル

ポリ塩化ビニルとは、塩化ビニルのラジカル重合で得られる熱可塑性樹脂です。ニトリルゴム(NBR)との相溶性に優れ、物理的ブレンドなども行われています。PVC。Poly Vinyl Chloride。

ポリオール加硫

ポリオール加硫とは、オニウム塩の存在下で脱フッ酸により生じた二重結合にポリオール(ビスフェノールAFなど)が付加した架橋、若しくはその架橋操作のことです。フッ素ゴム(FKM)で多用されています。

ポリオキシメチレン

ポリオキシメチレンとは、ホルムアルデヒドによる重合体の熱可塑性樹脂です。アセタール樹脂とも呼ばれ、機械的性質に優れています。ポリアセタール。POM。Polyoxymethylene。

ポリカーボネート

ポリカーボネートとは、主鎖に−O−CO−O−を持つ熱可塑性樹脂の総称です。ポリ炭酸エステルとも呼ばれ、機械的性質や透明性に優れています。PC。Polycarbonate。

ポリテトラフルオロエチレン

ポリテトラフルオロエチレンとは、テトラフルオロエチレンの重合によって得られる高結晶性の熱可塑性樹脂のことです。耐熱性や耐薬品性などに秀でている他、低摩擦性や低固着性などにも優れています。4フッ化エチレン樹脂。PTFE。Polytetrafluoroethylene。

ポリプロピレン

ポリプロピレンとは、プロピレンの重合によって得られる結晶性の高い熱可塑性樹脂です。非常に軽く、折り曲げに強い性質を有しています。PP。Polypropylene。

ポリマー

ポリマーとは、高分子の集合体としての物質のことです。但し、Oリングなどのゴム製品では、多くの場合に於いて原料ゴムのことを指してポリマーといいます。

ポリメタクリル酸メチル

ポリメタクリル酸メチルとは、メタクリル酸メチルを重合した非晶質の無色透明な樹脂のことです。アクリル樹脂。PMMA。Poly Methyl Methacrylate。

ホワイトカーボン

ホワイトカーボンとは、Oリング材質(ゴム材質)に用いられる原材料(配合剤)のひとつです。補強性の充填材として広く使用されている二酸化ケイ素の微粒子のことで、乾式シリカと湿式シリカに細分類されます。シリカ。

関連:配合剤

選定のヒント(専門用語)

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