選定のヒント【TUV】

Oリングをはじめとするシール材(パッキンやガスケット)を適正にお選び頂く為に、規格や仕様ほか、生産や設計、使用などに係る幅広い専門用語をまとめて解説いたします。製品の選定と最終的な判断はお客様ご自身にお願いしておりますが、参考として活用して頂ければ幸いです。

Oリング選定ガイドライン

Tb

Tbとは、一軸伸長を与えたゴム材質の破断時に於ける最大応力値、Tensile Strength at Breakの略号です。通常はMPa(メガパスカル)で表します。TSb。<JIS K 6251, ISO 37>

詳細:引張強さ

Teflon

Teflonは、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)やPFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)といったフッ素樹脂に対する通称として広く用いられています。但し、厳密にはデュポン社(アメリカ合衆国)の生産する各種フッ素樹脂に係る商品名です。テフロン®。

Terpolymer FKM

Terpolymer FKMとは、3元系FKM(3元重合体のビニリデンフルオライド系フッ素ゴム)のことです。3元系FKMによる材質(フロロパワー3Fやフロロパワー3FHなど)は、一般的な2元系FKMによる材質(FKM-70など)と比較して物理的にも化学的にも優れています。Terpolymer FKM。

TR試験

TR試験とは、ゴム材質の低温特性(低温での物理的性質)を評価する為の試験のひとつです。伸長状態で凍結させた試験片が、その後の温度上昇によって弾性を回復して収縮する能力を測定します。低温弾性回復試験。<JIS K 6261, ISO 2921>

詳細:TR試験

TR10

TR10とは、TR試験に於いて試験片が10%収縮する温度のことです。殆どのOリング材質(ゴム材質)では、TR10がOリングとして機能できる限界温度(最低温度)となります。<JIS K 6261, ISO 2921>

詳細:TR試験

TSb

TSbとは、一軸伸長を与えたゴム材質の破断時に於ける最大応力値、Tensile Strength at Breakの略号です。通常はMPa(メガパスカル)で表します。Tb。<JIS K 6251, ISO 37>

詳細:引張強さ

T1

T1とは、バックアップリング(Oリング補助部品)の形状のひとつです。環状構造が渦巻状で作られており、他の形状よりも高価ですが、強度と装着性の両面に優れています。尚、厳密にT1は形状以外に材料(白色PTFE)のことも指していますが、一般には形状のことだけをいいます。スパイラル。

T2

T2とは、バックアップリング(Oリング補助部品)の形状のひとつです。環状構造の一箇所に斜めの切断面があり、装着性に優れていることから最も広く使用されている形状です。尚、厳密にT2は形状以外に材料(白色PTFE)のことも指していますが、一般には形状のことだけをいいます。バイアスカット。

T3

T3とは、バックアップリング(Oリング補助部品)の形状のひとつです。強度の高い形状ですが、環状構造に切断面が無いので、Oリング溝の構造によっては装着することが出来ません。尚、厳密にT3は形状以外に材料(白色PTFE)のことも指していますが、一般には形状のことだけをいいます。エンドレス。

U

Uとは、原料ゴムのひとつであるUrethane Rubberの略称で、ウレタン結合を含有する合成ゴムのことを指します。極めて優秀な物性を有していますが、耐水性は劣ります。U-70やU-90などのOリング材質(ゴム材質)に用いられています。ウレタンゴム。

Uパッキン

Uパッキンとは、油空圧機器に用いられるリップ形のパッキンのことです。尚、流通の大半はニトリルゴム(NBR)系とウレタンゴム(U)系の材質によるものが占めますが、桜シール製品ではフッ素ゴム(FKM)系のものが主力となっています。Yパッキン。

詳細:Uパッキン

U-70

U-70とは、ウレタンゴム(U)による硬さA70±5のOリング材質(ゴム材質)です。極めて優れた物性を有していることから耐圧性に秀でており、高圧部のパッキンに重用されています。尚、耐油性を有していますが、耐水性には極端に劣ります。

詳細:U-70

V規格

V規格とは、Oリングの寸法に係る規格のひとつです。一般に、日本工業規格(JIS B 2401)が定めるV(真空フランジ用Oリングの寸法規格)による寸法だけでなく、Vに準ずる規格外寸法(同一線径を持つ中間内径や延長内径)のことも含みます。

詳細:V規格

Vパッキン

Vパッキンとは、油圧機器に用いられる断面がV形をしたパッキンのことです。ゴム材質によるものと、布入りゴム材質によるもの、皮革によるものがあります。<JIS B 2403>

詳細:Vパッキン

VDF

VDFとは、CF2=CH2で表されるVinylidene Fluoride の略称です。無色の気体で、フッ素ゴム(FKM)の主原料となります。フッ化ビニリデン。

Viton

Vitonは、原料ゴム或いはゴム材質としてのFKM(フッ素ゴム)に対する通称として広く用いられています。但し、厳密にはデュポン社(アメリカ合衆国)の生産する原料ゴム(FKM各種)に係る商品名です。バイトン®。

Viton ETP

Viton ETPとは、デュポン社(アメリカ合衆国)の生産する原料ゴム(FFKM-E)に係る商品名です。また、バイトンETPを用いたゴム材質に対する通称としても知られています。バイトン® ETP。

VMQ

VMQとは、原料ゴムのひとつであるVinylmethyl Silicone Rubberの略称です。シロキサン骨格のケイ素原子に付く置換基が殆どメチル基2個で、架橋点としてビニル基が導入されています。一般にシリコーンゴムと呼ばれているものの多くはVMQに属し、VMQ-70やVMQ-50といったOリング材質(ゴム材質)に用いられています。メチルビニルシリコーンゴム。

VMQ-50

VMQ-50とは、VMQ(シリコーンゴム)による硬さA50±5のOリング材質(ゴム材質)です。耐熱性や耐寒性、耐候性などに優れていますが、耐油性や物理的性質などには劣っています。色による性能差は殆どありませんが、シリコン原色(半透明色)のものが主流です。標準的な硬さのVMQ-70(A70±5)と比較して、強度の低い溝での使用に適しています。

詳細:VMQ-50

VMQ-70

VMQ-70とは、VMQ(シリコーンゴム)による硬さA70±5のOリング材質(ゴム材質)です。耐熱性や耐寒性、耐候性などに優れていますが、耐油性や物理的性質などには劣っています。色による性能差は殆どありませんが、赤色(ベンガラ色)のものが主流です。尚、日本工業規格(JIS B 2401)の改訂を受けてVMQ-70と呼ばれるようになりましたが、現在でも4種Cや4Cなどといった改訂前の呼称が多用されています。また、改訂後の規格値を現存のVMQ(シリコーンゴム)によって満たすことは事実上不可能である為、多くのメーカーは改訂前の規格値に従ってOリングの生産を行っています。4種C。4C。

詳細:VMQ-70
















































選定のヒント(専門用語)

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