CR-70は、屋外環境など空気に触れた状態で使用されるOリングに用いられることが多い石油系の合成ゴム材質です。原材料のクロロプレンゴムに由来する耐油性や耐候性を有しています。歴史の古い材質ですが、現在では殊更に強調する程の性能を持った材質ではありません。また、以前はフロンガス用のOリングで広く利用されていた時期がありましたが、今日ではHFC(代替フロン)に置き換えられてフロンガスを使用する機械が減った為、その需要も限られています。
* | 名称(規格名や通称) | : | CR-70、クロロプレンゴム、ネオプレン |
* | 代表的な特性(優) | : | 耐油性、耐候性 |
(劣) | : | 耐薬品性、突出した性能が無い | |
* | 使用温度範囲の目安 | : | -30〜100℃ |
* | 最高耐圧性能の目安 | : | 4MPa(バックアップリングなし) |
* | 含有物質等の法規制 | : | 環境負荷物質(RoHS指令10物質);閾値以下 |
Oリングのサイズ選定は、規格の中から行うのが一般的です。以下から必要なサイズが含まれている規格を選択して下さい。尚、早見表は各規格に含まれるサイズの目安を知るのに便利です。縦軸の線径(Oリング断面の太さ)に対し、対応している内径の範囲を横軸で確認することが出来ます。その他、規格の詳細についてはOリング寸法の規格を参照して下さい。