Oリング(オーリング)用のバックアップリングを販売いたします。バックアップリング(BR)とは、Oリングなどのシール製品の耐圧性を向上させる為の補助部品です。製品が密封流体からの圧力で変形し、溝の隙間からはみ出してしまうのを防止します。以下の流れで、必要なバックアップリングをご注文下さい。
規格Oリング用のバックアップリングは、一般に装着性や用法の異なる4種類の規格形状(T1、T2、T3、4B)の中から作られています。溝の構造などを勘案し、最適な形状を選定して下さい。以下の各表から、バックアップリングの形状、及び補助対象のOリングに適合する寸法規格を選択して下さい。
T1(スパイラル)とは、環状構造が渦巻状で作られているバックアップリングの形状です。他の形状よりも高価ですが、強度と装着性の両面に優れています。尚、厳密にはT1は形状以外に材質(白色PTFE)のことも指していますが、一般には形状のことだけをいいます。
T2(バイアスカット)とは、環状構造の一箇所に斜めの切断面があるバックアップリングの形状です。装着性に優れていることから最も広く使用されています。尚、T1同様、厳密にはT2は形状以外に材質(白色PTFE)のことも指しています。
T3(エンドレス)とは、環状構造に切断面の無いバックアップリングの形状です。強度の高い形状ですが、Oリング溝の構造によっては装着することが出来ません。尚、T1同様、厳密にはT3は形状以外に材質(白色PTFE)のことも指しています。
4B(フランジ用)とは、平面固定溝で使用する為のバックアップリングの形状です。尚、平面固定用Oリングのはみ出し現象は内圧によってのみ発生する為、外圧の場合、通常は必要ありません。
特殊サイズほか、充填材(ガラス、カーボン、ブロンズなど)入りPTFEやPCTFE、MCナイロンなど、白色PTFE以外の材質によるバックアップリングについては、こちらからお問い合わせ下さい。