選定のヒント【数字】

Oリングをはじめとするシール材(パッキンやガスケット)を適正にお選び頂く為に、規格や仕様ほか、生産や設計、使用などに係る幅広い専門用語をまとめて解説いたします。製品の選定と最終的な判断はお客様ご自身にお願いしておりますが、参考として活用して頂ければ幸いです。

Oリング選定ガイドライン

1種A

1種Aとは、NBR(ニトリルゴム)のひとつ、中高ニトリルゴムによる硬さA70±5のOリング材質(ゴム材質)です。耐油性を有す最も一般的な材質ですが、耐オゾン性などには劣っています。尚、日本工業規格(JIS B 2401)の改訂を受けてNBR-70-1と呼ばれるようになりましたが、現在でも1種Aや1Aなどといった改訂前の呼称が多用されています。NBR-70-1。1A。

詳細:1種A

1種B

1種Bとは、NBR(ニトリルゴム)のひとつ、中高ニトリルゴムによる硬さA90±5のOリング材質(ゴム材質)です。耐油性を有しますが、耐オゾン性などには劣っています。また、標準的な硬さの1種A(A70±5)と比較して、耐圧性などが向上している分、伸び率などは低下しています。尚、日本工業規格(JIS B 2401)の改訂を受けてNBR-90と呼ばれるようになりましたが、現在でも1種Bや1Bなどといった改訂前の呼称が多用されています。NBR-90。1B。

詳細:1種B

1A

1Aとは、NBR(ニトリルゴム)のひとつ、中高ニトリルゴムによる硬さA70±5のOリング材質(ゴム材質)です。耐油性を有す最も一般的な材質ですが、耐オゾン性などには劣っています。尚、日本工業規格(JIS B 2401)の改訂を受けてNBR-70-1と呼ばれるようになりましたが、現在でも1種Aや1Aなどといった改訂前の呼称が多用されています。NBR-70-1。1種A。

詳細:1A

1B

1Bとは、NBR(ニトリルゴム)のひとつ、中高ニトリルゴムによる硬さA90±5のOリング材質(ゴム材質)です。耐油性を有しますが、耐オゾン性などには劣っています。また、標準的な硬さの1A(A70±5)と比較して、耐圧性などが向上している分、伸び率などは低下しています。尚、日本工業規格(JIS B 2401)の改訂を受けてNBR-90と呼ばれるようになりましたが、現在でも1種Bや1Bなどといった改訂前の呼称が多用されています。NBR-90。1種B。

詳細:1B

100%引張応力

100%引張応力とは、無荷重状態のゴム材質に100%の伸びを与えた際の弾性率のことです。引張試験で求められます。<JIS B 2401, JIS K 6251, ISO 37>

2元系フッ素ゴム

2元系フッ素ゴムとは、2元重合体のビニリデンフルオライド系フッ素ゴム(2元系FKM)のことです。一般にフッ素ゴムとして流通している大半が2元系フッ素ゴムによる材質で、FKM-70(4D)などが該当します。Bipolymer FKM。

2種

2種とは、NBR(ニトリルゴム)のひとつ、高ニトリルゴムによる硬さA70±5のOリング材質(ゴム材質)です。耐油性(耐燃料油性)を有し、軽油や灯油、ガソリンなどに広く用いられている材質ですが、耐オゾン性などには劣っています。尚、日本工業規格(JIS B 2401)の改訂を受けてNBR-70-2と呼ばれるようになりましたが、現在でも2種や2Aなどといった改訂前の呼称が多用されています。NBR-70-2。2A。

詳細:2種

2A

2Aとは、NBR(ニトリルゴム)のひとつ、高ニトリルゴムによる硬さA70±5のOリング材質(ゴム材質)です。耐油性(耐燃料油性)を有し、軽油や灯油、ガソリンなどに広く用いられている材質ですが、耐オゾン性などには劣っています。尚、日本工業規格(JIS B 2401)の改訂を受けてNBR-70-2と呼ばれるようになりましたが、現在でも2種や2Aなどといった改訂前の呼称が多用されています。NBR-70-2。2種A。

詳細:2A

3元系フッ素ゴム

3元系フッ素ゴムとは、3元重合体のビニリデンフルオライド系フッ素ゴム(3元系FKM)のことです。3元系フッ素ゴムによる材質(フロロパワー3Fやフロロパワー3FHなど)は、一般的な2元系フッ素ゴムによる材質(FKM-70など)と比較して物理的にも化学的にも優れています。Terpolymer FKM。

3種

3種とは、日本工業規格(JIS B 2401)によって動物油用、植物油用のOリング材質(ゴム材質)として定められていた旧規格です。エチレンプロピレンゴム(EPDM)による硬さA70±5の材質などが相当します。

関連:EPDM-70

4種C

4種Cとは、VMQ(シリコーンゴム)による硬さA70±5のOリング材質(ゴム材質)です。耐熱性や耐寒性、耐候性などに優れていますが、耐油性や物理的性質などには劣っています。色による性能差は殆どありませんが、赤色(ベンガラ色)のものが主流です。尚、日本工業規格(JIS B 2401)の改訂を受けてVMQ-70と呼ばれるようになりましたが、現在でも4種Cや4Cなどといった改訂前の呼称が多用されています。VMQ-70。4C。

詳細:4種C

4種D

4種Dとは、2元系のフッ素ゴム(FKM)による硬さA70±5のOリング材質(ゴム材質)です。耐熱性や耐薬品性、耐油性(耐燃料油性)、耐オゾン性など、汎用材質でありながら全般的に優れた性能を有しています。尚、日本工業規格(JIS B 2401)の改訂を受けてFKM-70と呼ばれるようになりましたが、現在でも4種Dや4Dなどといった改訂前の呼称が多用されています。FKM-70。4D。

詳細:4種D

4フッ化エチレン樹脂

4フッ化エチレン樹脂とは、テトラフルオロエチレンの重合によって得られる高結晶性の熱可塑性樹脂のことです。耐熱性や耐薬品性などに秀でている他、低摩擦性や低固着性などにも優れています。PTFE。4F。

4B

4Bとは、バックアップリング(Oリング補助部品)の形状のひとつです。縦型バックアップリングなどとも呼ばれ、平面固定溝で使用されます。尚、平面固定用Oリングのはみ出し現象は内圧によってのみ発生する為、外圧の場合、通常は必要ありません。

4C

4Cとは、VMQ(シリコーンゴム)による硬さA70±5のOリング材質(ゴム材質)です。耐熱性や耐寒性、耐候性などに優れていますが、耐油性や物理的性質などには劣っています。色による性能差は殆どありませんが、赤色(ベンガラ色)のものが主流です。尚、日本工業規格(JIS B 2401)の改訂を受けてVMQ-70と呼ばれるようになりましたが、現在でも4種Cや4Cなどといった改訂前の呼称が多用されています。VMQ-70。4種C。

詳細:4C

4D

4Dとは、2元系のフッ素ゴム(FKM)による硬さA70±5のOリング材質(ゴム材質)です。耐熱性や耐薬品性、耐油性(耐燃料油性)、耐オゾン性など、汎用材質でありながら全般的に優れた性能を有しています。尚、日本工業規格(JIS B 2401)の改訂を受けてFKM-70と呼ばれるようになりましたが、現在でも4種Dや4Dなどといった改訂前の呼称が多用されています。FKM-70。4種D。

詳細:4D

4F

4Fとは、テトラフルオロエチレンの重合によって得られる高結晶性の熱可塑性樹脂、4フッ化エチレン樹脂の略称です。耐熱性や耐薬品性などに秀でている他、低摩擦性や低固着性などにも優れています。PTFE。ポリテトラフルオロエチレン。

5種

5種とは、JASO規格によってクーラント液用のOリング材質(ゴム材質)として定められていた旧規格です。エチレンプロピレンゴム(EPDM)による硬さA70±5の材質などが相当します。

関連:EPDM-70

6フッ化プロピレン

6フッ化プロピレンとは、CF2=CF−CF3で表される無色の気体のことで、フッ素ゴム(FKM)の主原料です。ヘキサフルオロプロピレン。Hexafluoropropylene。


選定のヒント(専門用語)

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