Oリングの耐薬品性 流体[か行]

Oリング(オーリング)の流体(油や薬品、気体など)に対する耐性を、材質(主にゴム材質)別に掲載いたします。尚、各耐性の評価は、原料ゴムなどの性能を機軸とした理論値に拠ります。実際のご使用では様々な要素が複合的に影響し、一般的な仕様が当て嵌まらない場合があるので、ご使用に当たっては適合性の確認を実施して下さい。また、温度や圧力、頭文字が[か]以外の流体に対する耐性ついては、ゴム材質と耐性の一覧から確認して下さい。

ゴム材質と耐性の一覧
Oリング以外の成形品

①:NBR-70-1 (1A), NBR-90 (1B) ⑩:FP-FF, FP-FFW, FP-FFS, FP-FFSW, FP-FFP, FP-FFSG, FP-FFH90,
②:NBR-70-2 (2A)   FP-FFN, FU-FFEX
③:FKM-70 (4D), FKM-90 ⑪:FP-FFCS, FP-FFH, FP-FFHW
④:VMQ-70 (4C), VMQ-50 (SI50) ⑫:FP-FO, FP-FOG, FP-FOB, FP-FOP
⑤:EPDM-70, EPDM-90 ⑬:FP-AP, FP-APHW, FP-AP90, FP-APC, FP-APP
⑥:CR-70 ⑭:FP-3F, FP-3FW, FP-3FH, FP-3F90, FF-DL, FP-DD
⑦:HNBR-70, HNBR-90 ⑮:FP-DEB, FP-DEW, FP-DEP
⑧:U-70, U-90 ⑯:FP-FQ
⑨:PTFE ⑰:FU-D, FU-K, FU-S
⑱:FU-V
FP=フロロパワー®、FU=フロロアップ®
薬品名\材質名 (略称)
海水×
過塩素酸××
過酸化水素水×
苛性ソーダ××××××
ガソリン××
カップグリス×
果糖
カプロラクタム×××××××××
カプロンアルデヒド×××××
過ホウ酸ナトリウム
過マンガン酸カリウム×××××
からし油
過硫酸アンモニウム
カルビトール
カルボキシメチルセルロース××
γーブチロラクトン×××××××××
ギア油×
希塩酸 (10%)×
蟻酸××
蟻酸エチル××××××
蟻酸メチル×××××××××××
希硝酸 (10%)××××××
キシリジン××××××××××××
キシレン×××××××
牛乳
桐油
希硫酸 (10%)
空気
クエン酸
クミン酸×××
クメン×××
グリオキサール
グリオキザール
グリコール油
グリセリン×
グリセリントリアセテート××××××
グリセロール×
グルコース
クレオソート油××
クレゾール×××××××××
クロム酸××××××
クロロアセトン×××××××
クロロ蟻酸エチル××××××
クロロ蟻酸メチル×××××××××
クロロ酢酸××××××××××
クロロスルホン酸×××××××
クロロ炭酸エチル××××××
クロロ炭酸メチル×××××××××
クロロドデカン×××××××
クロロトルエン××××××××××
クロロナフタレン×××××××
クロロピクリン××××××××××
クロロブロモメタン×××××××
クロロベンゼン××××××××××
クロロホルム××××××××
クロロメチルベンゼン××××××××××
クロロ硫酸×××××××
珪酸エチル×××××
珪酸ソーダ
珪酸ナトリウム
軽油××
ケチャップ
ケロシン××
現像液
コールタール××
コーン油
五フッ化ヨウ素×××××
プラズマ専用グレードなど、特定用途に向けた一部の材質については掲載を割愛しております。
◎:使用可 〇:多少の影響有り △:あまり推奨しない ×:使用不可